FLASHFORGE DREAMERの初期設定が終われば、次は水平出しの設定になります。
水平出しは、出力物が造形されるプラットフォームとヘッドの隙間を調整作業です。0.1mm~0.2mmで調整します。この調整結果によって出力される造形物の精度に影響します。
まず、マニュアルPDFを一通り読み、なにを行うのか把握しましょう。
次にマニュアルには書いていない補足です。
マニュアルでは、一点、一点においてそれに対応する場所のハンドルを回して調整しています。この方法で調整して、再度調整作業を行うと、1点目は4点目でも調整も行うので、前回の調整結果と異なるのは当然として、2点目も違うと思います。
結論としては、3点同時に水平を保ったまま移動させるが正解と考えています。
ただここで注意が必要なのは、プラットフォームとヘッドの隙間が平行であることが重要で、
プラットフォームの水平が重要ではないことを、留意してください。
まず、水平器をプラットフォームの真ん中において水平調整します。
調整ネジは、三角形の底辺が奥になる配置になっています。水平器を横にして左右の二つのネジの調整。水平器を縦にして真ん中のネジを調整します。ネジを左に回すとヘッドから離れ、右に回すと近づきます。
水平にしたら、次はヘッドから出ているフィラメントがあれば除去します。フィラメントのロードや、出力した直後だと余分なフィラメントが残っていることがあります。ヘッドが冷えていることを確認してから手で除去します。
本体の水平出しボタンを押して水平出しを開始します。
付属の水平出し用のシートを使い、軽く引っかかるくらいに調整します。
水平器で水平を維持してください。
残りの2点も同様に行い4点目に来た時どうでしょうか?
かなり強く引っかかるがシートが通らないことはない。プリンター用A4用紙一枚なら軽く抜けると思います。それなら調整は不要です。プリンター用A4用紙一枚が通らないなら、通るように一番目のネジだけで調整してください。
水平出しは最初は何回か行うことをお勧めします。
さらに水平出しの地点が何回か行うと変わることがあります。何故こうなっているのか不明ですが、この地点が変わるだけでも、シートの引っかかり具合が違うなと感じると思います。適切な位置を把握するためにも何回か行うのが重要だと思います。
水平出しが完了しましたらテスト出力となります。